Tamura & Kusanagi (2015a)

標準

日本人英語学習者の明示的・暗示的文法知識を,時間制限のない文法性判断課題と読みなおしをせずにできるだけ判断を早くするようにと指示をした時間制限あり文法性判断を使って調査した論文です。Kusanagi & Yamashita (2013)のパラダイムを援用し,学習者の習得が困難であるとされる名詞句の可算性に焦点を当てました。具体的には,数えられる可算の普通名詞(e.g., cat/cats)と数えられない物質名詞(e.g., gold)についての知識を文法性判断課題で検証しました。可算の普通名詞は時間制限の有無でパフォーマンスが著しく悪化するのに対し,物質名詞は正答率が低いものの時間制限の有無の影響を受けないことが明らかになりました。これによって,明示的・暗示的知識の表象が文法項目によって異なる可能性が示唆されました。

Tamura, Y., & Kusanagi, K. (2015a). Asymmetrical representation in Japanese EFL learners’ implicit and explicit knowledge about the countability of common/material nouns. Annual Review of English Language Education in Japan, 26, 253–268.

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